Javaは、業務システムからアプリ、デジタル家電まで幅広い業界で採用されているプログラミング言語です。Javaは求人数が最も多く、大規模な開発案件で使われていることが多炒めJavaの開発経験があるフリーランスエンジニアの市場ニーズはまだ高い状態が続いています。
今回は、日本はもちろん海外でも根強い人気のJavaのフリーランス案件・お仕事について、役立ち情報をお伝えします。
この記事はフリーランスエンジニア向けのお仕事・案件紹介サービス「APPSTARSフリーランス」がお届けしています。
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Javaの基本情報
Javaとは1995年にサン・マイロシステムズ社（現オラクル社）が発表したプログラミング言語及びコンピューティング・プラットフォームです。Javaのライセンスを持っているオラクル社によると、世界で最も人気の高いプログラミング言語として、1200万人を超える開発者がおり、年間10億回以上のダウンロード数があり、クラウドに接続されているJava仮想マシンのデバイス数は210億を上回るそうです。
「Write once, Run anywhere（一度書けば、どこでも使える）」というコンセプトがあり、仮想マシン上で動作するプログラムなのでJVM（Java Virtual Machine）が存在する環境であればOS・端末を問わずプログラムが実行されます。
またJavaのアイコンはコーヒーマークですが、Javaというネーミングの由来が反映されています。諸説あるのですが、開発者たちが通っていたコーヒーショップの製品名（ジャワコーヒー）から来ているという説が有力です。 Javaはデジタル家電やAndroidのアプリから企業の情報システムまで、広範囲に利用されています。
Javaの特徴・メリット
JavaはＣ言語に似た表記法ではありますが、既存の言語の欠点を踏まえて１から設計されており最初から操作対象に重点が置かれているのが特徴です。
Javaの人気の高さが継続している理由として、「Javaが多くの現場で使われていること」、「汎用的でOSに依存しない」などの理由があります。 iOSやWindowsという異なる環境で動くプラットフォームを提供してくれる汎用性の高さがプログラマーから支持されている大きな理由の一つです。
ガベージコレクション
JavaにはこれまでのC言語やC++にはなかった「ガベージコレクション」という機能があります。ガベージコレクションとは英語を直訳すると「ゴミ（garbage）収集（collection）」という意味になります。
アプリケーションを実行するために確保されたメモリ領域のうち、該当アプリケーションの終了後も確保されたままになっている不要な領域をクリアして、ほかのアプリケーションソフトで使えるようにすることを言います。
ガベージコレクションが登場する前のメモリ管理は、プログラマがメモリ確保・解放を行うためのコードをわざわざ書いていたので、プログラミングの効率化に繋がったといえます。
ユーザーの多さによる技術的な安定
Javaは、業務システムやWEBアプリケーション、WEBサービスに加え、Androidアプリ開発でプログラミング言語として採用されているため、活用できる幅が非常に多岐に渡ります。その結果、世界中でJavaの活用事例が多数蓄積され、利用しているエンジニアも多いため、バグが起こっても修正されやすく安定しているということができます。
豊富な教材とレベル認定
利用シーンの多さからJavaは世界中で使われている言語のため、学習用の書籍やWeb上の教材、ツールが初心者向けから上級者向けまで幅広くあります。一方、高機能で様々な開発に活用できるためWEB系で人気なRubyやPHPに比べると、習得難易度が高いと言われています。ただしJava自体は、C言語やC++の構文を多く引き継いでおり、C#やRudyなどJavaの影響を受けて作られた言語も多いので、Javaを習得することでほかのプログラミング言語も学習しやすくなります。
また、Javaにはオラクル社が主催するJavaの知識と技能をレベル別に認定するOracle 認定プログラマ試験があります。この資格はJavaエンジニアとして信頼されており、持っていると就職や仕事獲得に繋がります。
Java開発案件の市場ニーズ
プログラミング言語のランキングを調査している「TIOBE INDEX」によると2018年8月のランキングでは、2017年8月と同じく1位となっています。また、USA版のindeedによるとjavaの求人数は約70000件（2018年8月現在）で、Ruby（同22000件）やPHP（同15000件）に比べ非常に多くなっています。
またJavaで作られているサービスとして有名なのは「楽天」や「三菱東京UFJ銀行」のサイト、「Twitter」「Evernote」などのwebアプリケーション、「Open Office」などのPCソフトなど幅広く使われています。
プラットフォームに依存しないJavaを扱えることでエンジニアとしての活躍の幅も広がるため、市場ニーズは引き続き高いと言えるでしょう。
Javaフリーランスエンジニアの仕事・求人トレンド情報
Javaのフリーランスエンジニアのお仕事・求人の特徴としては、週４日や週５日の常駐型作業の案件が多い点です。そのため、月収・報酬をしっかり稼ぎたいフリーランスエンジニアの方に向いていると言えそうです。また、開発規模が大きい案件も多く、開発期間や稼働も比較的安定しているお仕事・求人が多いのもJava案件の特徴です。
元々Javaは金融機関や官公庁などの業務システムや組み込みシステムで使われることが多かったのですが、Webアプリケーションや、Androidなどスマホ向けアプリケーションの開発案件が増えてきています。
Javaフリーランス仕事・案件の報酬単価の相場
Javaエンジニア案件の70%が60〜80万円程度になります。上述の通り、大規模な案件もあればwebアプリケーション案件も増えてきています。
報酬を上げるためには、フレームワークの使用経験を積むことが大事になってきます。Springなどトレンドのフレームワークを利用できれば、単価5〜10万円UPも可能です。
他にも業務系システムではSeaser2やStrutsなどのフレームワークも求人ニーズが高まっています。Javaエンジニアとしてフレームワーク経験は強みになりますので、積極的に利用する経験を積んでみてください。
詳細の単価相場について、Javaでの開発経験年数と他のプログラミング言語経験年数との相対表を以下に示します（週5日稼働した場合の報酬単価）。
他社エージェントからAPPSTARSフリーランスに切り替えて、年収が180万円アップした方もいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。
具体的なJavaフリーランス仕事・案件（一例）
APPSTARSフリーランスがご紹介しているJavaの案件・お仕事の一例を挙げます。
APPSTARSフリーランスのJavaエンジニア案件・お仕事の一覧はコチラ
Javaエンジニア｜クリエイターとの交流SNS開発（90万円/人月）
Javaエンジニア求人｜有名HR企業のWeb機能開発（〜70万円/人月）
Javaエンジニア仕事｜自社決済サービスの開発（〜90万円/人月）
Javaエンジニア | カーリースWEBサービスの追加開発・運用（〜90万円/人月）
Javaエンジニア | 医療系WEB/アプリの追加開発・保守運用（〜90万円/人月）
Javaの仕事・求人を獲得する方法
Java案件における経験値は下記のような観点で測られることが多いです。
B to CのWebアプリケーションでは、大量のトラフィックをさばくことが必要になるためリソースの効率化や処理速度を最適化するための工夫ができる人のニーズが高いです。インフラに関連する知識があるとさらにアピール材料になります。
また、新しい技術に対応できる柔軟性や好奇心も求められるので、フレームワークを利用した開発経験もあるとベターです。
他にも、プログラマーとしての技術力に加え、プロジェクト工数の見積もり、進行管理、関係者と調整する能力などマネジメント視点があるか、人間関係を築きながら周囲の人を巻き込んで仕事をした経験も説明できるとより好条件のオファーを得やすくなります。
より高単価のJava案件を獲得する方法
フリーランスのJavaエンジニアとして、より高単価・収入の案件求人を獲得するための方法をご紹介します。
①開発マネジメントやレビュー経験
開発マネジメントやソースコードレビュー経験は、一般的にプログラミングスキルや信頼感を持っている方が任されることが多いと考えられていることから、そのような経験を持ったフリーランスエンジニアの方は、報酬単価が相場よりも5〜10万円上がることもあります。
②要件定義や基本設計などの設計スキル
①の開発マネジメント・レビュー経験に少し似ていますが、要件定義や基本設計などのビジネス観点からサービスやプロダクトのことを理解して、技術要件や仕様に落とし込めるエンジニアの方は、一般的にエンジニアスキルも高いと見られたり、希少性も高く、報酬単価も高くなる傾向があります。
③大規模開発の経験
クライアント企業（求人側）もサービスが成長していくにつれて、資金も安定し、そのような企業では高単価案件が出てくる可能性が高くなります。一方、サービス規模の拡大に応じて、システムのパフォーマンス向上なども課題になってきます。 そのため、Javaを使用した大規模システム開発における負荷調査やパフォーマンスチューニングの経験があると、高報酬案件を獲得しやすくなることがあります。
④業界・サービス分野の経験（AI、IoT、SNS、ライブ動画配信、ブロックチェーン・仮想通貨など）
フリーランスエンジニアの方が経験したことのある業界やサービスと類似した案件求人であれば、より即戦力としてお仕事できると考えられるため、案件を獲得しやすくなるだけでなく、高報酬を実現しやすくなります。
⑤フレームワークを使った開発経験
最近はフレームワークを使った開発案件も増えてきており、フリーランスエンジニアの方でもJavaのフレームワークを使った開発経験を持っていた方が、案件求人を獲得しやすくなるだけでなく、高単価報酬を得るためにも有利に働くことが多いです。
Javaの有名なフレームワークとしては、Spring Framework（スプリングフレームワーク）、Java EE（Java Platform, Enterprise Edition）、Play Framework（プレイフレームワーク）、Spark Framework（スパークフレームワーク）、Apache Struts（アパッチストラッツ）などがありますが、Spring Frameworkを用いる案件求人が比較的多いです。
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フリーランスJavaエンジニア仕事・案件情報まとめ
Javaは業務システムだけでなくWebアプリケーションやゲーム業界でも開発で利用されており、しばらくは安定したプログラミング言語と言えます。お仕事の内容も週５日稼働の中長期案件が多く、しっかりした月収を得たい方にオススメの言語です。
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執筆・編集：岡田 崇嗣
