会社員からフリーランスのエンジニアになる理由として、「フリーランスの方が会社員よりも年収を稼げるため」という理由が最も多く伺います。しかし、フリーランスご自身の年収・月収が市場の相場と比較して、どのくらいにいるのかをご存知のフリーランスの方は意外と少なかったりします。
今回は、APPSTARSフリーランスの数千件の求人情報と案件マッチング実績をもとに、Androidフリーランスエンジニアの報酬単価相場をご紹介します。
Android Java / Kotlinフリーランス仕事・案件の役立ち情報も合わせてご覧ください。
この記事はフリーランスエンジニア・WEBデザイナー向けの案件・求人紹介サービス「APPSTARSフリーランス」がお届けしています。
Android Java、Kotlinなどのフリーアプリエンジニア案件・お仕事をお探しの方は下記からお気軽にご登録ください。IT/Web・スマホアプリ・ゲーム業界に精通したフリーランス専門のエージェントが、ご希望に合ったお仕事・案件マッチング、ご契約手続き、アフターフォローまでしっかりサポートさせて頂きます。
APPSTARSフリーランスに切り替えて、年収が180万円アップしたアプリエンジニアの方も多数いらっしゃいます。
Android(アンドロイド)とは
Androidとは、グーグル社が開発したモバイルオペレーティングシステムで、世界で20億人を超えるMAU(月間アクティブユーザー)を持つ最も人気のあるOSです。
Linuxカーネルやオープンソースソフトウェアがベースとなっていて、主にスマホやタブレットなどのタッチスクリーンモバイルデバイス向けに設計されています。また、テレビ用にはAndroid TV、自動車用にはAndroid Auto、ウェアラブルデバイス用にはWear OSがあります。
Androidは、スマホ機種によって仕様やサイズがバラバラになっていて、どのような環境でも問題なく動作するアプリを開発しようとすると、大変な工数がかかってしまうという難点も含んでいます。
Kotlin(コトリン)とは
Kotlinとは、ジェットブレインズ社が開発した、静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語です。
2017年5月にGoogleがAndroidの公式言語にKotlinを追加すると発表したことで、注目を集めています。
Kotlinの特徴として、「Javaと比べて簡潔な構文になっている」「Javaとの互換性が高い」「Javaでは型推論を使える場所が限定的だが、Kotlinでは変数宣言に型推論が使える」「安全性の高いコードが書ける」などが挙げられています。
Android Javaとは
Android JavaはJava言語そのものですが、Androidは通常のJavaとは実行環境が異なるため、記述される内容も通常のJavaと異なります。そのため、ネイティブアプリ用のJavaのことをAndroid Javaと区別することがあります。
上述の通り、GoogleがAndroidの公式言語にKotlinを追加すると発表し、Kotlinが注目を集めてきていますが、Android Javaも根強く残っており、市場ニーズもまだ高い状況です。
Androidフリーランスエンジニアの市場ニーズ
日本国内ではiPhone・iOSの人気が注目されがちですが、世界的にはAndroidシェアの方が非常に大きいため、グローバル展開を視野に入れたようなアプリではAndroid開発の重要性が増してきます。また、国内でもアンドロイドのシェアが徐々に伸びてきているというデータもあります。
そのため、フリーランス向けのAndroid案件求人でも、成長しているスマホアプリや比較的規模が大きくなっているアプリなどのプロジェクトが多くなっています。予算も安定してきて、単価の高い案件が出てきたりやすかったりします。また、iOSアプリエンジニアよりもAndroidエンジニアの方が希少性も高く、報酬単価も高くなることがあります。
Android Java / Kotlinフリーランスエンジニアの経験年数と報酬単価相場
上記にAndroid(Java / Kotlin)フリーランスエンジニアの経験年数と報酬単価相場(税別)の表を示しました。
記載している金額は、週5日稼働した時の1ヶ月あたりの報酬ですので、週4日稼働の場合は0.8倍、週3日稼働の場合は0.6倍、週2日稼働の場合は0.4倍した金額が報酬になります。
注意したいポイントとしては、Androidの経験年数自体は一緒でも、他のプログラミング言語の経験年数、つまりIT/WEB業界の経験年数によって、報酬単価の相場も変わってくる可能性があります。例えば、iOSアプリ開発の経験やスキルがしっかりしていると判断されれば、Androidアプリ開発の経験が1年程度であっても、Androidアプリ開発経験が2〜3年あるエンジニアの方と一緒の報酬単価になるケースもあります。
また、あくまで相場ですので、開発リーダーや案件特有の経験などを持っている場合は、この範囲を超えている方もいらっしゃいます。 上記の報酬単価の相場一覧をグラフ化したものも示しておきます。
Androidの高単価案件・仕事を獲得するための必要スキル
Androidのフリーランス案件・仕事でより高単価のものを獲得するために必要なスキルや経験をご紹介します。
①開発マネジメントやレビュー経験
Android案件求人に限らず、開発マネジメントやソースコードレビューの経験は、通常、プログラミングスキルや信頼感を持っている方が任されることが多いと考えられていることから、そのような経験を持ったフリーランスエンジニアの方は、報酬単価が相場よりも5〜10万円上がることもあります。
そのため、もしそのような経験を持っている方は積極的にアピールしましょう。
②要件定義や基本設計などの設計スキル
①の開発マネジメント・レビュー経験に少し似ていますが、要件定義や基本設計などのビジネス観点からサービスやプロダクトのことを理解して、技術要件や仕様に落とし込めるエンジニアの方は、一般的にエンジニアスキルも高いと見られたり、希少性も高く、報酬単価も高くなる傾向があります。
③デザインスキル
ネイティブアプリエンジニアの場合、エンドユーザーが触れる画面部分の実装が多く、UIデザインなどに配慮した設計、プログラミングを求められることがあります。また、デザイナーが画面デザインを担当している場合でも、デザイナーの意図を汲み取って実装したり、画面動作の提案をしたり、日頃からアプリのUIデザインなどの感度も高めておく必要があります。
デザインスキルを高めておくことで、他の開発メンバーも仕事のやりやすさを感じてくれ、高単価案件の獲得につながります。
④類似業界・サービス分野の経験(AI、IoT、SNS、ライブ動画配信など)
フリーランスエンジニアの方が経験したことのある業界やサービスと類似した案件求人であれば、より即戦力としてお仕事できると考えられます。そのため、案件を獲得しやすくなるだけでなく、類似技術などを使った経験があると、高報酬を実現しやすくなります。
Android Java / Kotlinの高単価案件情報
フリーランスエンジニア向けのAndroidの高単価求人情報は、以下にまとまっていますので、ご参考ください。
Kotlinの高単価案件・仕事情報まとめ
Android Javaの高単価案件・仕事情報まとめ
まとめ
Android(Java / Kotlin)フリーランスエンジニアの市場ニーズから報酬単価の相場、Androidの高単価案件を獲得するための必要スキルや経験をまとめさせて頂きました。
Androidは世界的に占めるシェアが高く、日本国内では特に成長しているアプリやグローバル展開も視野に入れているアプリが多く、案件・お仕事も続くと考えられます。また、比較的規模の大きい案件があったり、Androidエンジニアの希少性の高さから、報酬単価も高い求人が出てくる可能性もあります。最近は、週3日やリモートワーク可能な案件も増えてきているため、フレキシブルな働き方にご興味のある方は良いと思います。
APPSTARS(アップスターズ)フリーランスでは、Androidのフリーランスエンジニア案件も多数ご紹介可能ですので、お気軽にご登録ください。
執筆・編集:岡田 崇嗣