正社員時代よりも収入を高くしたい、週3日やリモート作業など自由な働き方をしたい、といった理由でフリーランスエンジニアを希望される方が増えてきています。また最近では正社員として働きながら、副業としてフリーランス案件をお探しの方も見かけるようになりました。
そのような状況の中で「フリーランスエンジニアになりたいけど、どのような準備が必要か?」「案件やお仕事を獲得するためにどのような流れになるのか?」など、フリーランス未経験・初心者などから問い合わせを頂く機会も増えています。
今回は、会社員からフリーランスエンジニアへ転身を考えている未経験者・初心者の方向けに、フリーランスになるためにどのような準備が必要か、案件獲得して実際に働くまでにどのような流れになっているのか、解説します。
この記事はフリーランスエンジニア向けのお仕事・案件紹介サービス「APPSTARSフリーランス」がお届けしています。
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フリーランスエンジニアとは
フリーランスとは、特定の企業や組織に専従せず、自らのスキルを提供することによって社会的に独立した個人事業主または個人企業法人のことを指します。
近年、IT業界において、エンジニア、UI/UXデザイナー、WEBディレクター、PM、プランナーなど様々なスキルを持った方がフリーランスになるケースが多くなっています。その中でも、日本企業のITエンジニア・プログラマー不足によって、特にフリーランスエンジニアの注目度が高まっています。
フリーランスエンジニアは、求人企業と業務委託契約を結ぶことによって、仕事を受託することになりますが、報酬単価が正社員よりも高くなる傾向があり、働き方も週3日やリモートワーク可能な案件もあったり、エンジニアの方にとっても人気な仕事スタイルになっています。
フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット
フリーランスエンジニアになろうか検討している方は、まず正社員とフリーランスのメリット・デメリットを考えてみると良いかもしれません。
会社員と比較した時のメリット・デメリットは以下のようなものが挙げられるかと思いますが、ご自身でもメリット・デメリットを把握した上で、お仕事する上で何を優先していきたいかを考えてみると良いでしょう。
【メリット】
・高収入・高年収の案件、お仕事が見つかる
・週3日やリモートワークなど働く場所や時間が柔軟に選択できる
・自分の希望に沿った案件求人を選べる
【デメリット】
・営業活動や書類手続きが面倒
・収入が不安定になるケースがある
詳細については、以下の記事も合わせてご覧ください。
【会社員必見】フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット比較
フリーランスエンジニアになるための準備
フリーランスになると確定申告などもご自身で対応する必要が出てきます。そのため、フリーランスになる時は、まずフリーランス(個人事業主)として開業したことを税務署に申告します。
最近は「開業freee(フリー)」といった無料で開業申請ができる便利サービスもあるので、ハードルはだいぶ下がっています。
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その他、開業freeeを使えば、青色申告と白色申告それぞれの見込み納税額を簡単にシミュレーションしてくれたり、銀行キャッシュカードやクレジットカードとも連携することで日々の記帳の手間を省けるため、非常に便利です。
フリーランスエンジニア案件・仕事を獲得するまでの流れ
フリーランスエンジニアとして活動を始める時に、どのように案件・仕事を探すのか、契約を結ぶ時の注意点など、案件探しから参画までの流れをおってご紹介します。
①スキルシート・職務経歴書の作成
まず、フリーランスエンジニアの名刺代わりになるスキルシート・職務経歴書を準備しましょう。
求人企業側は、まずスキルシートや職務経歴書のみを見て、書類選考しますので、ご自身のスキルや経験を十分にアピールできないと、面談・面接まで進めず、案件獲得できないので、ポイントを抑えて過不足なく書きましょう。
スキルシートは、一度作成してしまえば、メンテナンスや追加は簡単ですので、しっかり最初に用意しておくことで長く使えるようになります。
案件を獲得しやすくなるスキルシートの書き方については、以下の記事をご覧ください。
フリーランス案件を獲得しやすい職務経歴書・スキルシートの書き方
APPSTARSフリーランスでは、職務経歴書・スキルシートの雛形フォーマットも無料でお渡しできます。また、書き方のご相談も承りますので、お気軽にご相談ください。
②紹介・仲介エージェントサービスへの登録
複数のフリーランス案件求人から自分の希望にマッチするものを選びたいエンジニアの方は、APPSTARSフリーランスのようなエージェントサービスにご登録することをオススメします。
エージェントは日々営業活動を行なっていて、常時多数の案件求人をご紹介可能ですので、ご自身で営業活動をしたくない方や早く案件獲得したい方に向いています。
エージェントサイトに登録するメリットを詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。
フリーランスITエンジニアがエージェント登録する4つのメリット
また、エージェントサイトを選ぶ基準としては、以下のようなポイントがありますので、ご参考ください。
・エンドクライアント直の案件か?
エンドクライアント直の案件でない場合、複数のエージェントが仲介に入り、本来フリーランスエンジニアの方がもらえるはずの報酬金額が差し引かれ、単価が低くなってしまうことがあります。案件紹介された時に一度「この案件はエンドクライアント直の案件ですか?」と聞いてみると良いと思います。
・週3日やリモートワークなど自分の希望にマッチした案件求人があるか?
エージェントによっては、週5日のフル常駐の案件求人のみしか扱っていないところもありますので、エージェントとの面談時に聞いてみると良いでしょう。
・担当エージェントが信頼できそうな人か?
人と人とのコミュニケーションになりますので、担当エージェントが開発や技術的な話を理解しているか、自分の希望を把握してくれているか、会話の中から確認してみると良いかもしれません。もし、信頼できなさそうと判断したら担当を変えてもらうように依頼するか、他のエージェントサイトに登録するのも手段の一つです。
③業務委託案件・求人を選ぶ
エージェントサイトに登録して、エージェントに希望条件を伝えると、自分の希望にマッチした案件候補をいくつか紹介してくれます。
その中にご自身の希望に合った案件求人があれば、エントリーの意思を伝えます。その後、エージェントから求人企業に対して、フリーランスエンジニアの方のスキルシートと希望条件を提示して書類選考に進みます。
④クライアント企業との面談・面接
スキルシート・職務経歴書の書類選考を通過すると、クライアント企業(求人企業)との面談になります。基本的には面談回数は1回になりますので、良く聞かれる質問に対する回答を用意しておくと良いでしょう。
フリーランスエンジニアの面談・面接で良く聞かれる質問&対策6選
また、面談でもスキルシートに記載した内容についての質問を良く聞かれるため、スキルシートをしっかり書いておくことで面談でもスキルや経験をアピールしやすくなります。
⑤業務委託契約を結ぶ
面談を実施し、クライアント企業とフリーランスエンジニアの両者が良ければ、正式に契約を結ぶことになります。
エージェントを利用していれば、エージェントが業務委託契約の手続きをサポートしてくれるため、そこまで苦労しないと思います。不安に思われる方は、以下のフリーランス契約についての記事も合わせてご覧ください。
フリーランスエンジニアが失敗しないために業務委託契約で注意したい点
⑥案件の稼働開始
予め決めた日になれば、業務を開始します。案件参画後の請求書作成などについては、エージェントがフォローしてくれますので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
業務中に出てきた課題、疑問点、心配事があれば、ご自身で抱え込まずにエージェントに気軽に相談しましょう。
まとめ
フリーランスエンジニア未経験・初心者の方が案件・仕事を獲得する流れと方法をご紹介させて頂きました。
最近はエージェントサービスも含めて、フリーランスエンジニア未経験者・初心者の方でも簡単に利用できる便利サービスも出てきているため、上手く活用すれば、エンジニア本来の業務に集中したり、希望の働き方や報酬を得ることも可能です。
APPSTARSフリーランスでは、フリーランスを検討中の方のご相談から案件・お仕事紹介まで承りますので、お気軽にご登録ください。
執筆・編集:岡田 崇嗣