フリーランスエンジニア・デザイナーになるに当たって、まず考えられるのは「年収が上がるか」「より自由な働き方ができるか」など、待遇を重視される方が多いです。では、フリーランスになった後はどのようなキャリアを築いていかれる方が多いのでしょうか。
世の中には、フリーランスになる方法についての情報は出回っていますが、なった後のキャリアについて様々なケースがあります。今回の記事では、フリーランスになった後にキャリア的に成功するとはどういうことか、ご紹介していきます。
この記事はフリーランスエンジニア・WEBデザイナー向けの案件・求人紹介サービス「APPSTARSフリーランス」がお届けしています。
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何を求めてフリーランスになるのか
近年フリーランスのIT人材(エンジニア・デザイナー・ディレクター・コンサル)が増加しています。バックグラウンドはもともと会社員から独立される方が多いですが、昨今は学生時代にプログラミング言語を学んで正社員経験を経ずにフリーランスとして活躍される方もいらっしゃいます。
それでは、そもそもフリーランスになる人は何を求めているのでしょうか。会社員という生き方を辞めフリーランスになることの魅力がどこにあるのでしょうか。
代表的なフリーランスになる動機についてご紹介します。
①収入をあげたい
会社員だと保険や年金など控除があるものの、会社が負担してくれる金額がある程度あります。フリーランスになることでこれらの支出が全て自己負担になってしまいますが、その支出分を上回る収入アップが見込めます。
会社員で月収40万円くらいの方が独立して、月収が70万円になるケースなど額面の収入が100万円単位で増加する人がたくさんいます。
②仕事内容を自分で選びたい
一つのプロダクトに長く関わる働き方もできれば、案件を変えながら働くことで複数のプロダクトに関わることもできます。これも会社員だとある程度、組織マネジメントや社内の経験値から配置されてしまうところを自分の意思でどんなプロジェクトに参画するか、より広い選択肢から選ぶことができるようになります。
③働く時間・場所をコントロールしたい
フリーランス=自由な働き方の印象をお持ちの方が多いかもしれませんが、スキルと案件のマッチングが成立していれば、特定のオフィスに出社することが強制されず労働環境を自分で選べるケースもあります。オフィス常駐が必要な案件でもフレックスが認められていたり、満員電車に揺られないような時間に出勤したり、容易に稼働時間調整ができるケースが多いです。
また会社員の時は週5常駐が前提になっているケースが大半ですが、案件によっては週に数日や完全なリモートワークという働き方を実現することも可能です。
④社内政治や相性の悪い上司などの人間関係から解放されたい
会社員でいると、上司を選ぶというケースは多くはありません(最近は異動が容易な企業も増えてきてはいます)。得られるものがなかったり、マネジメント意識のないプレイヤー上司や、コミュニケーションを円滑にとりづらく足を引っ張るタイプの上司と長く仕事をしていてストレスを抱えている人もいます。また、社内で評価されるためには、特定の人から評価されるためにコミュニケーション機会を増やしたり、仕事の本質や成果以外のことに目を向けないといけない、というケースもあります。
こういった仕事への集中を阻害する人間関係から解放されたいがためにフリーランスになることを選ぶ方もいます。
フリーランスになって成功したパターン
フリーランスになる動機の大半は上述のいずれか、もしくは複数に当てはまることが多いと思います。では、実際にフリーランスになって上記を実現される人はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。APPSTARSで活躍されている方にヒアリングした内容をご紹介します。
①収入が上がった
ある人は正社員の頃に比べて、月収が倍以上(40万→85万円)になったそうです。独立する際に、ご自身のスキルの相場感が分からなかったそうなのですが、フリーランスになると決意されてエージェントに登録した時に、想定単価を知って正社員の給料と比べて非常に驚いたそうです。
②満足のいく仕事を選べた
世の中のトレンドに敏感なある方は、最新の技術を使って開発している企業への参画を希望されていました。その技術を導入している企業が多くないので、マッチする案件も少なかったそうですがご希望にピッタリとハマる領域のお仕事で今もトレンドに触れながら充実して働いている、とおっしゃっていました。
③働く場所・時間をコントロールできた
決められた時間の出社から、フレックスタイムの出勤になることで満員電車を避けられるようになった方が多いです。
また別の方は、参画当初はリモートワークではなかったのものの、現場での活躍が認められて徐々にリモートワークにシフト、現在では完全にリモートワークを実現されているそうです。
④社内政治や相性の悪い上司などの人間関係から解放された
評価を前提にした上下関係や調整、根回しの必要な会社員の業務から解放され、仕事に集中できる環境が整っていると喜ばれる方がいました。会社員をしていると、人事考課や社内手続きなど人間関係以外にでも雑多な業務をすることが多く、ストレスに感じていたのがなくなって開発に集中できるのがフリーランスの魅力だと嬉しそうに話されていました。
フリーランスエンジニアのキャリアパス
フリーランスエンジニアになった後は、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。フリーランスエンジニアの選択として多いものから順にご紹介していきます。
①フリーランスエンジニアとして活躍をし続ける
40代がフリーランスでは限界だと言われることもありますが、50代後半、60代でもフリーランスとして活躍してらっしゃる方がいます。新しい知識や技術の習得に貪欲でできる領域を広げていくことで市場価値は錆つかずに逆に武器になっているケースがあります。
年齢が上がるにつれて、マネジメントや設計など上流の案件ニーズが強くなってきますが、活躍できるプログラマーに対するニーズは当面枯れることがありません。
②正社員に戻る
フリーランスエンジニアが増えている昨今、エンジニアを社員で採用したいニーズはどんどん加熱しています。フリーランスでい続けると、常に案件を獲得し続けないといけない状況ですが、正社員になれば案件を探さずとも収入が保証されます。また、フリーランス時代には求められなかった意思決定をすることができますし、フリーランス時代に様々な企業で培った経験を就職先に還元できることが多々あります。
③起業する
様々な経験を通じて、自らが見つけた課題の解決のために事業を創る人もいます。割合としては非常に少ないですが、フリーランス時代に培ったネットワークを生かして、メンバーを探したり受注につなげたりされているようです。
フリーランスで様々な開発現場に触れているため、開発をより効率よく進めるかについて知見もありますし、そもそも開発者としてプロトタイプを作れることが強みです。
まとめ
フリーランス として案件獲得の際に多くの方が使われるエージェント。案件に関する情報をやりとりするだけでなく、トレンド情報を交換したり、参画している案件で課題があった時に解決するパートナーとして信頼できるかどうか、という観点でも選んでもいいかもしれません。今回の記事に記載している成功事例に興味があれば是非APPSTARSにご相談ください。
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執筆:境 伴晃