Unityは、複数のプラットフォームに対応しているゲームエンジンです。Unityは今やオンラインゲームの上位タイトル1000のうち34 %で使われている世界で最もユーザーの多いゲームエンジンとなっているため、Unityエンジニアに対する企業ニーズも年々高まってきています。
この記事では、最近ニーズが高まってきているフリーランスのUnityエンジニア案件・お仕事について、役立ち情報をお伝えします。
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Unityの基本情報
Unityは、米国のUnity Technologiesが2005年にAppleのWorldwide Developers Conferenceで提供を開始したゲームエンジンで、日本ではユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社が提供・普及を行なっています。
ゲームエンジンとは、ゲームを簡単に作るための支援ツールで、映像（2D/3D）や音（サウンド再生）などの処理を行い開発を効率化できるソフトウェアです。
Unityの利用料金はライセンス種類によって異なりますが、個人向けのプランですと無料で利用できます。機能に制限があるので月額サブスクリプションを支払うことでより多くの機能を利用することができます。
Unityは無料オンラインゲームの上位1000作品のうち34%に利用されており、7億人がUnityで開発されたゲームを楽しんでいたり、述べ240億人がUnityで開発されたアプリをダウンロードしていたり、90%以上の先進的なAR/VR企業が利用している「世界で最も使われている」ゲームエンジンです。Unityで使用する言語は、Microsoft社がJavaなどをベースに独自に開発したC#で全てのプラットフォームで変わらず利用できます。
また、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンはマスコットキャラクターとしてユニティちゃん(Unity-chan)という萌えキャラクターを公開しています。
C#の基本情報
C#はマイクロソフト社が2000年に発表したオブジェクト指向のプログラミング言語です。C++とJavaを元に作られており、文法や構文はC++に似ている部分もありますが、制限や改良が加えられておりC++との互換性はありません。
開発は「visual studio」という統合開発環境を使って行います。プログラムの実行は「.NET Framework」というマイクロソフトが提供するプラットフォーム上で動作します。
C#では、パソコン上で動かすデスクトップアプリケーション、スマートフォンのアプリ、Webサイト、そしてUnityを使ったゲーム開発が可能です。
なお、「C#」の由来は「C++」を発展させるという意味で「++」を加えた「C++++」が元になっていると言われています。
Unityの特徴・メリット
Unity以外にもUnreal EngineやMT Frameworkなどゲームエンジンは複数ありますが、Unityには下記のような特徴があります。
マルチなプラットフォームへの対応
Unityを使えばモバイルやゲーム機、web、VR/ARなどのマルチなプラットフォームに出力できるため、統合型ゲーム開発環境として効率的にゲームを作れることから多くのゲーム開発者に利用されています。
例えば、モバイル向けプラットフォームだとiOSやAndroid、Windows Phone、Fire OS、デスクトップ向けであればMacやWindows、Linux、コンソールゲーム機向けならばXboxやPS3、PS4、PlayStation VITA、WiiU、そのほかVR/ARやSmart TVなどにも幅広く対応しています。
2D、3Dの両方に対応
Unityは2D、3Dの両方に対応しています。例えばPS4のグラフィック重視のゲームなどは3D、スマートフォン向けのソーシャルゲームでは2Dがよく使われます。また、「アセットストア」というほかのユーザーが作成したプログラムの部品や素材などが公開・販売されているデジタルマーケットがあります。アセットストアを活用することで、キャラクターモデルや、オーディオなどが簡単に入手できるため、より効率的に開発が進められます。
ノンプログラミング
簡単な3Dゲームの制作なら、コードを書く必要がなくゲームを開発できます。初心者にとっては非常に難易度の高い3Dゲーム開発やキャラクターを自在に動かしたり、ステージを設置することは専門知識がなくても、比較的容易にロジックを実装できるように設定されています。作り込みたい場合はUnityScript（Unityに用にカスタマイズされているJavaScript）やC#など馴染みのある言語やBooなどを使うことで、より高度な開発やカスタマイズも可能です。
Unity / C#開発案件の市場ニーズ
スマートフォンの十分な普及によるソーシャルゲームの隆盛に加え、新しいテクノロジーであるVR/ARの開発案件が増えているという背景からUnity / C#エンジニアの市場ニーズは今後も高くなっていくと言えます。
ソーシャルゲームだけでなくPS4やNitendo Switchなどのコンソールゲームにも使われているUnityですが、有名なタイトルでは「スーパーマリオラン」「ポケモンGO」「白猫プロジェクト」「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」「バイオハザード アンブレラコア」がUnityで作られています。他にもチームラボのようにインタラクティブに動くデジタルサイネージやアート作品、Hololensアプリや映像作品などにもUnityが採用されています。このように多様な利用シーンから今後も注目されている言語であるといえます。
Unityフリーランスエンジニアの仕事・求人トレンド情報
Unityの仕事・案件の大半がゲーム企業のプロジェクトになります。ネイティブアプリのソーシャルゲーム開発案件が多いため、企業規模としては大手ゲーム企業からITベンチャーなど様々です。またクライアント企業の傾向としてゲームやエンターテイメント好きな人が好まれる傾向にあります。to C向けのエンターテインメント業界で使われるため、高トラフィックな環境であったり開発スピード感のある案件が多いです。今後はAR/VR案件も増えてくることが見込まれています。
Unity / C#フリーランス仕事・案件の報酬単価の相場
Unityでの開発経験が3年以上あるフリーランスエンジニアの1ヶ月あたりの報酬単価としては、税別 60〜80万円（週5日の稼働をした場合を想定）が相場と言えるでしょう。
また、VR/ARの開発・実装経験や、プロジェクトにおける開発リーダーやリードエンジニアの経験を持つエンジニアの方であれば、さらに5〜10万円ほど上乗せした月収を稼ぐことも可能です。
詳細の単価相場について、Unity / C#の開発経験年数と他のプログラミング言語経験年数との相対表を以下に示します（週5日稼働した場合の報酬単価）。
他社エージェントからAPPSTARSフリーランスに切り替えて、年収が180万円アップした方もいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。
具体的なUnity / C#フリーランス仕事・案件（一例）
APPSTARSフリーランスがご紹介しているUnityの案件・お仕事の一例を挙げます。
APPSTARSフリーランスのUnity / C#エンジニア案件・お仕事の一覧はコチラ
Unity / C#エンジニア｜大型IPゲーム開発（〜90万円/人月）
ゲーム開発エンジニア ｜MRコンテンツの制作（ 〜70万円/人月）
Unity / C#エンジニア | ARアプリの開発（〜90万円/人月）
Unity / C#エンジニア | 新規タイトルのアウトゲーム開発（〜90万円/人月）
Unity / C#ゲームプログラマー（秋葉原）人気アニメ原作タイトル（〜70万円/人月）
Unity / C#の仕事・求人を獲得する方法
Uniity案件に限ったことではないですが、フリーランスエンジニアは即戦力人材として見られるケースが多いため、そのプログラミング言語やフレームワークを使った開発実務経験があるか、といった点が案件・求人獲得に重要な点として挙げられます。
しかし、募集しているプログラミング言語やフレームワークの実務経験がなくても、個人でUnityを使ったプロダクトを開発したり、学習してスキルを習得しておくことで、企業によってはフリーランスでも案件を獲得できるケースがあります。また上述のように今後はAR/VR案件も増加していきますので、開発／実装経験を重ねていくことで高単価な案件を獲得しやすくなると思われます。
Unityのフリーランス案件・お仕事をお探しであったり、ご検討されていたりする方は、お気軽にAPPSTARS（アップスターズ）フリーランスにご相談ください！
より高単価のUnity / C#案件を獲得する方法
フリーランスのUnityエンジニアとして、より高単価・収入の案件求人を獲得するための方法をご紹介します。
①開発リードやレビュー経験
Unity案件求人に限らず、開発リード・マネジメントやソースコードレビューの経験は、通常、プログラミングスキルや信頼感を持っている方が任されることが多いと考えられていることから、そのような経験を持ったフリーランスエンジニアの方は、報酬単価が相場よりも5〜10万円上がることもあります。
そのため、もしそのような経験を持っている方は積極的にアピールしましょう。
②要件定義や基本設計などの設計スキル
①の開発マネジメント・レビュー経験に少し似ていますが、要件定義や基本設計などのビジネス観点からサービスやプロダクトのことを理解して、技術要件や仕様に落とし込めるエンジニアの方は、一般的にエンジニアスキルも高いと見られたり、希少性も高く、報酬単価も高くなる傾向があります。
③デザイン・エフェクトスキル
Unityエンジニアの場合、エンドユーザーが触れる画面部分の実装が多く、UIデザインやビジュアルエフェクトなどに配慮した設計、実装を求められることがあります。また、デザイナーがUIデザインやビジュアルエフェクトを担当している場合でも、デザイナーの意図を汲み取って実装したり、ユーザビリティやエフェクト視点で提案したり、日頃からゲームのUIデザインやビジュアルエフェクトなどに関する感度も高めておく必要があります。
最近のゲームのUIやエフェクトのトレンドも意識した提案や実装ができれば、他の開発メンバーからの信頼も得やすく、報酬単価UPにつながります。
④AR・VR・MR・バーチャルYouTuber案件の獲得
上述した通り、ゲーム業界におけるフリーランス案件の単価は、WEBサービスやスマホアプリ開発と比べると少し低めになる傾向がありますが、AR・VR・MR・バーチャルYouTuber関連の案件・お仕事はWEBサービス系の単価相場がベースになっていることが多いです。
そのため、ゲームだけでなく、このような案件求人を獲得することで、より高い報酬単価を得られる可能性があります。スキルや経験面からもUnity / C#を使ったゲーム開発経験があれば、比較的、案件獲得しやすいので、検討してみてはいかがでしょうか。
自分のスキルや経験で、どのくらいの報酬単価が相場なのか分からないという方はAPPSTARSフリーランスにお問い合わせください。APPSTARSフリーランスに登録後、簡単な質問に答えるだけで、非公開案件も含めてフリーランスの方にマッチする案件をすぐにメールでご連絡させて頂きます。
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また、WEB・ゲーム業界にも強いため、リモートワークや週３日のお仕事・案件のご紹介も可能です。
Unity / C#フリーランス仕事・案件情報まとめ
Unityはゲーム業界だけでなく、根強い人気を誇っていて、しばらくは安定したプログラミング言語と言えます。お仕事の内容も週５日稼働の中長期案件が多く、しっかりした月収を得たい方にオススメの言語です。
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執筆・編集：岡田 崇嗣
